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車の撮影 [写真]

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このところは、不況も手伝って以前ほどではなくなったようですが、車メーカーが広告にかける費用は膨大です。様々な車種がありそのほとんどでTVCM、雑誌広告、カタログ等の作業が発生します。だから、昔から車の撮影は非常にデリケートで、しっかりとお金をかけてやりました。

スタジオ撮影なら、ドームスタジオという天上がドーム型になった大型のものを使ったりしました。写り込みの処理がしやすいからです。また同じような理由で360度抜けがある広大な敷地を利用した屋外のスタジオなども利用されます。
車は表面が光沢面なので、ほとんどのものが写り込んでしまいます。必要な部分は浮き出させ、そうでないところは押さえていく照明術が必要とされました。
ガラス面は反射させる(白くする)のか、黒く落とすのか、グラデーションにするのかなどなど、非常に緻密な作業です。

昔はエアブラシなどで最終微調整していましたが、今はコンピュータ技術が発達して、後からいろいろ調整、付加、削除できるようになりました。車を専門に撮っているカメラマンの中には自分でコンピュータによる後処理をやっている人(や会社)がいらっしゃいます。
さらに、かなり前に某大手自動車会社が始めたように、まったく写真を使わず、3D技術を使った、すべてをコンピュータで作り込んでいくという手法も現れました。

いずれにしてもその車の長所がよく表現できる角度を見つけ、光と影によってボリュームやディテールを美しく描いていくことが基本かと思います。

サンプルは屋外のスタジオを利用したものです。きれいな光のグラデーションによって豊かに膨らむブリスターフェンダーを出すようにしました。

タグ:車の撮影
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モノクロ写真とカラー写真の組み合わせ [写真]

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マン・レイ展が始まりますが、「モノクロ写真」、好きな方が多いと思います。
このデジタルな時代にあって、モノクロ写真は永遠ですね。ただレトロというだけではなく、本がそうであるように、情報を与えすぎない、ミニマムな要素の中で、無限の世界観を表現することが一種の芸術性に結びつくんだと思います。

モノクロ写真の印刷方法は後日に回して、今日は、モノクロ写真とカラー写真の組み合わせです。両者を組み合わせることで、モノクロだけ、カラーだけの時よりもより印象的にできることがあります。
耳のやつは靴ブランドのカタログですが、カラーにした古い本が非常に意味ありげに見えます。そして本と耳の関係性をイメージさせます。

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モデル二人の方は時間の経過を並列ではなく、少し位相を持って感じることができますね。いずれにしてもどっちもカラー、どっちもモノクロより印象的で、イメージの深度を深められると思います。

耳の方はずいぶん昔の作業で、当時はマックとかが無く、印刷屋にあるでっかいコンピュユーター(レスポンスとかクロマコムとか言われてた数億円もするやつです)で、合成しました。B4見開き(B3サイズ)で、計算に何時間もかかり、その間は何も作業ができず、印刷の技術者とずいぶん夜を共にしたものです。

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古い写真 [写真]

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時と場合によりますが、古い写真を使用することで人の興味を喚起し、インパクトを与えることができます。
写真を探したり、写ってる人物の肖像権があったりとなかなかハードルが高いのですが、はまれば効果的です。
右の写真は多摩川です。左は古新聞とリンゴの物々交換(!)
「昔は良かった!」という声が聞こえてきそうです。
日本のものであれば通信社系にストックしているところがあるはずです。
使用する時は、例えばお亡くなりになった著名人の写ってる写真とかの場合は、ご遺族の方とかに許可を取ったりする必要なども出てきますので、配給先とよく相談して慎重に。


タグ:古い写真
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ヘア&メークアップについて [写真]

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撮影に人物がからむと、必ず必要なのが「スタイリスト」そして「ヘア&メークアップ」です。
昔は、海外ロケに行って海外のスタッフをお願いすると、ヘアとメークが別々でしたが、最近では日本でも別々でやられている方が増えてきましたね。そんな方々に話を聞くと、ヘアとメークって結構違う分野の作業で、やる人の性格も違うことから、本来は、別の物なのかもしれないなぁ・・と思ったりします。
さて、表に出にくい裏方の仕事ですので、この仕事に詳しくない人たちにとっては、「モデルが自分でできるんじゃないの?」ってな認識を持つくらい予算が無いと削られそうなパートですが、私は作品にとって非常に重要な、プライオリティーの高い作業だと持っています。
私もたくさんの非常に優秀なヘア&メークと仕事をさせていただきましたが、そんな方々にお願いした写真の仕上がりはやはり素晴らしいと言わざる終えません。今はコンピュータと言う作業分野が幅を利かせていますが、やはり「元」は大事です。

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予算が決まってる場合、いいモデル、いいヘアメーク両方が難しいときには、モデルをワンランク落としてもいいヘアメークってことも十分ありです。(時と場合によりますが)
ディレクション、シチュエーション、撮影場所、光(照明)、そして流行、モードをすべて計算に入れた優れたヘアメークは、モデル撮影を成功させる大きな鍵と言えると思います。

私もお世話になった、金原さんの作品が見れます。
http://www.face-t.jp/works/index.html

料理写真 [写真]

プロのカメラマンで、広告などの仕事をしている人たちは大きく分けて、人物をメインに撮影する人、ものを撮るのを中心としている人に分かれます。(もちろん両方撮る方もたくさんいらっしゃいます)でも「食」に関しては、それだけを中心として撮っている方々がいます。まあそれだけ専門的な知識や経験が必要な分野ですし、「食」の撮影というのは日々いろいろなところで、たくさん行われているんでしょう。

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以前は、それこそ撮影用の料理を作っていました。たとえば全然火が入ってない美しいカットのジャガイモや人参たち。1本1本先の細い箸できれいに並べられたそうめん、テカリを出すために油をこってり表面に塗られた食材など。湯気を出すために冷蔵庫のような極寒のスタジオで鍋物なんかを撮ったりもしていました。コンピューター合成などない時代の料理写真は、さながら美しいひとつの作品としての緊張感にあふれていました。

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しかし、海外の食やライフスタイルを扱う雑誌などで、もっとカジュアルな明るい、ピントの浅い(ピントが狭い場所に合っていて、前後がぼけている)写真が出始めて、日本でも多くの料理写真がそのようなテイストになっていきました。料理もプラモデルのような作られたものではなく、もっと自然な姿で、もちろんそのまま食べられるものを、なるべく作り立てのおいしそうな瞬間にさっと撮っています。これはこれで、非常に見る人の感覚に近く、また浅いピントによる空気感もあって別の意味でシズルがあります。

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私がよく撮影をお願いしている料理カメラマンがブログをやっています。
http://fotorecipe.exblog.jp/

彼に、「なんで料理のカメラマンになったの?」と聞いたら「料理や食べる事が好きだから」う〜ん簡単明瞭、納得の答えです。「だって女性を撮る人は女性が好きだからでしょ?」たしかに。

タグ:料理写真
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