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ヴィム・ヴェンダース監督の写真集 [写真]

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ヴェンダース監督と言えば、「パリ・テキサス」「ベルリン天使の歌」で、日本でもおなじみの独特の個性ある映画を撮る監督ですよね。最近(でも11年前ですが)だと「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」なんかでしょうか。小津安二郎監督をリスペクトしてることでも知られています。

この監督、ご存知の方もいると思いますが、写真を撮ります。基本的に旅が大好きな彼なので、風景写真です。2006年に日本でも「尾道への旅」と称された写真展を開いています。尾道と言えば小津作品の背景として有名ですね。
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私のおすすめは1994年刊の「WIM WENDERS FOTOGRAFIAS」です。
パリ、テキサスでのロードムービーを彷彿とさせるアメリカ、特に南部、中部と思われる何も無い風景中心の写真集です。映画「バグダッド・カフェ」のような、アメリカの田舎の乾いた土が舞うようなだだっ広い地域は、日本にはあまり無いだけに、引かれるものがあります。

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ただただ広い風景をパノラミックなディメンションで撮ってるのも、そこにいるような感覚が共有できていい感じです。同時に寂寥感、無力感にとらわれます。

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ヴェンダース監督は旅が好きで、以前NHKの番組に出演してた時に「人生の中で一番幸せな瞬間は、旅に出て、“あっ、道に迷った”と思った瞬間である。」と言っています。つまり、そこからが過去の知識とは遮断された新しい発見があるはずだという期待感なんでしょう。
あまり聞いたことの無い新鮮な言葉ですが、きっと写真もそんな瞬間に出会った時のものをフィルムに収めているんだと思います。

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shio

こんばんは^^
私もいつも道に迷ってます(汗)
まぁ犬の様に興味のわく方向に行ってしまうので・・
最近は気をつけるようになりました。
でもやはり発見は楽しいです♪
パノラマの無力感!共感^^;
by shio (2010-11-04 17:18) 

birdland

早速コメントありがとうございます。きっと迷ってない人なんていないんじゃないかな。「迷う」をポジティブにとらえることをヴェンダース監督の言葉に教えられました。迷ってもおろおろしないで、ピッとアンテナを張っていたいものです。
by birdland (2010-11-04 17:24) 

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