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紙のこと2 [紙]

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今進行中の仕事で、久しぶりに「ハイマッキンレー」という紙を使用したので、その紙を出している五條製紙という会社を紹介します。

ハイマッキンレーはコート紙の中ではかなり上質に属する紙で、目が詰まっていてまあ豆腐でいうと絹ごしチックな、パルプではなく樹脂を使った有名な「ユポ」にも近い、そんな感じの紙です。白色度も高く値段も高い。使用にゴーを出したクライアントも相当意識が高いです。通常のコートと、ダル系(セミマット)があります。

昔、アメリカの企業を担当したとき、アメリカで作った高級ブローシャ(パンフレット)を、和訳して、かなり近いものを作って欲しいと言われ、紙もかなり近いものを使用したいと探した末に行き着いた紙が、この「ハイマッキンレー」です。アメリカ人も高級に感じる紙ってとこですかね。

さて、その紙を配給してる会社が五條製紙です。王子や日本製紙のような大御所ではない中堅ですが、非常に特徴のある紙を作っています。
多分光り物の厚物系ではここの右に出るところは無いんじゃないでしょうか。いわゆる高級パッケージ用紙です。一見金属のような色とテクスチャー、またクルマの特殊塗装のような雰囲気を持つ紙、ホログラフィーと呼ばれる虹のような反射を持つ紙など非常に種類があります。
一番の欠点は高いことですが、ある意味高い商品にのみ使用できる価格というのは意味のあることかもしれません。

紙の見本をホームページより請求してみてください。見てるだけで結構楽しいですよ。高級な気分になります。
メールマガジンもやってますので、紙の知識などえられると思います。
http://www.gojo.co.jp/

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紙のこと [紙]

紙見本.jpg

紙のことはわりとグラフィックデザイナーに関連する話になるかな。四六版や菊判、Y目やT目のことなどは他に詳しく書かれている物があると思います。
実質的な仕事をしている(実質的な⇔アーティスティックな)デザイナー、アートディレクターに常につきまとう問題点として、使いたい紙と予算のせめぎ合いがあります。いい紙を使った方が、明らかに仕上がりがいい。でも印刷、特にロットの多い物は、紙代の締める割合がとても多くなります。
全体の6割以上が紙代の印刷予算で、紙代金が半額になれば、これは全体の予算ががくっと下がりますよね。今は締め付けが厳しいし、予算の責任者の大多数は紙の質の良さなんて意識が無いことが多いので、同じジャンルで(例えばマットコートのジャンル、ダル※のジャンル、ヴァンヌーボやラシャなどの手触り感のある紙のジャンルなど)何種類か価格のランク違いの情報ストックを持っておくととても便利です。価格は塗工による白色度ランクA1〜A3などに比例するなど一応目安がありますが、仲の良い印刷の人に聞いてみるといいでしょう。
例えば手触り感のある物だと、ライトスタッフGA→アラベール→ヴァンヌーボ(左から右へ高くなる)など。その間にもたくさんあります。もちろんそれぞれに特徴もあり、単に価格の違いだけではないのですが、やはり上へ行くほど印刷した時の印象が非常に良いことが多いです。できれば、同じデータを数種校正ができるチャンスに試してみてください。
ちなみにすごくロットが多く、ある程度計画的にプランが進行できる場合、製紙会社に希望の斤量、サイズなど特別に漉いてもらう(紙を作ってもらう)ことにより、通常の仕入れより安く上がる場合があります。

※ ダル=古くはサテン金藤、今スーパーダルアート系などに代表されるきめの細かいマット状の紙で、写真などインクが多く乗る部分は光沢感が出る紙。発色など印刷特性が非常に良い。

タグ:予算
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