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アルマーニのカメラマンと [海外ロケ]

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昔話に気楽におつき合いください。
もうかれこれ20年以上前になります。当時アルマーニの指定カメラマンは「アルド・ファライ」氏でした。
海外のカメラマンでと言うオーダーに対して、ロケ場所が、他の仕事との絡みでイタリアということになり、当時のイタリア人コーディネーターのネットワークで何人か候補が挙がった一流カメラマンの中で、彼とやらせていただくことになりました。

当時のファッション関係で一流といわれてる人たちはほとんどがミラノに事務所を持っていて、彼もまた例外ではありませんでした。
最初に会った印象はイタリア人にしては非常に痩せた体型で、アルマーニの黒の麻の三ツ揃えをちゃんとボタンを締めて着ていたんですが、麻のシワのせいでなんだかよれよれな感じ(笑)。ただしなんだかいつも日陰にいるような感じが芸術家肌の印象を与えていました。

彼曰く、「事務所はミラノにあるけど、ミラノは嫌い。」好きなのはトスカーナで、多分そこの出身なんだと思います。確かにミラノって街は他の街や地域と比べて美しいとはいいがたい。おしゃれで美味しいレストランはありますけどね。

打って変わってアシスタント(アシスタントも向こうでは弟子ではなく、ちゃんとしたひとつの職業です)は、すらっとした長身で、スカッとはげ上がった頭に太い髭、そして耳にはでっかいダイアのピアス。(なんとなーくここでピンときた人もいるかもしれません。事実は確かめてません(笑))
どちらも45〜50歳くらいかな?

この二人でスゴくびっくりしたことがあります。
当時日本でプロのカメラマンに頼む場合、ファッション写真でも広告関連はポスターなどに使用することを考えてだいたいブローニーサイズ、6×6とか6×7。フジの6×8をみんなが使い始めたのはもう少し後だったような気がします。マミヤとかの巻き上げは昔のプロのカメラマンの象徴のようでした。
レンズも何種類もカメラバックに入れて、フィルムと言えば、アシスタント(弟子)が、一生懸命カセットにくるくるセットし、撮り終わったらペロペロなめて整理してました。

ところがこの二人、ニコンの35ミリ(F3だったかな)オートフォーカス(ズームレンズ)ひとつ首に下げて、アシスタントと言えばポケットに入れた35ミリのフィルムを無造作に取り出してカメラマンに渡すだけ。撮り終わったのは手持ちの小さなバッグにポンと入れるだけ。フィルムの装填はカメラマン(まあ、ふた開けてさきっちょ入れて締めれば自動巻き上げですんで)。もう、素人に毛が生えただけの雰囲気丸出し・・・。これで本当にいい写真が撮れるの〜??(と思いつつ次につづく) 

※震災後はすっかり仕事が止まっちゃってます。いまならデザインや広告などのお仕事、価格ぐっと押さえてやらせていただきます。高そうだから頼めない、こんな小さな仕事どうかなと思ってる方ぜひご相談を。
www.birdland.jp

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海外ロケ(2) [海外ロケ]

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ちょっと前に高級レストランでの日本人相手のぼったくりや、ナポリでのゴミ回収放棄などが響いて、行きたい国ランキングの下がったイタリアですが、海外ロケ地としては、非常に魅力的な国です。

まず、絵になります。ヨーロッパは全体にそうですが、非常に古い建物だけの地域がたくさんあって(特に大きな町の中央部)背景には困りません。ローマ帝国時代の遺跡や中世の頃の建物がしっかり残っていたり、各地域で、特徴があったり、アマルフィーのように風光明媚だったりとロケ地の宝庫です。
わりと雨が少なく、天気に恵まれるのも重要な点です。太陽の無いイタリアなんて、クリープを入れないなんとかみたいですよね。

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次にわりと国民性が良いので、仕事がしやすいのも素晴らしい点です。現地でお願いするスタッフなどもわりと残業をいやがらずに、日本人としては非常に助かります。
同様に国民性のおかげでよい点は、かなりネゴが効き、わりとスムーズに撮影許可が下りる点です。もちろん良いコーディネーターと仕事をした場合ですが、彼らは、ちゃんとお役所や元警察のお偉いさんなどと顔がつながっていて、できそうにない場所でもしっかり許可を取ってくれます。日本よりもずっと(いい意味で)「なあなあ感」が漂ってる感じ。警察官が他の車停めちゃって、ロケ隊を通してくれたりとか。

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写真は10数年以上前にピザ会社の撮影のために行ったナポリです。当時日本にナポリピザの店なんて本当に少なかったですが、今や百花繚乱状態です。「真のナポリピザ協会」の会長さんともお話しすることができました。

Photo:Yoshihiro Kawaguchi 画像の転載は不可です。ご了承ください。

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