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溝呂木画伯 [イラストレーション]

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昨日イラストレーターの溝呂木陽さんが遊びにきてくれました。

ミゾロギさんといえばカーグラフィックから出た「紙のクルマ」が一世を風靡した有名なイラストレーターですが、富士重工のカレンダーの仕事をしていた時に巻末にスバルの紙のクルマを制作してもらった縁で、知り合いになりました。
上の写真をご覧ください。もちろん画伯直々に作ってもらったとはいえ、一枚の平べったい紙に印刷されたものがこんなに実車に近くなるなんてちょっと信じられませんよね。

現在は紙のクルマ以外にも、ちょっと古いクルマのレース風景を中心とした素敵な水彩画や、パリを中心とした街角の何気ない風景をしゃれたタッチで描かれた絵など幅広く活躍されています。
昨日も、家族でパリに行った様子を写真に撮って、たくさん見せてくれましたが、彼の場合には家族サービス=仕事旅行ですので何ともうらやましい。
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ミゾロギさんを見てて思うのはクルマ好きな子供がそのまま大きくなって、ちゃんと自分の「好き」を昇華させて、業界でも彼ありと言われるようになってることです。好きこそ物の上手なれと言いますが、その思いはピュアなまんま、高い技術がフォローしている様はやはり人を感動させるものがあります。
自分の子供が出来れば、子供用の立体絵本を商品化するし、最近は趣味が高じてモデルカーの雑誌も発刊してるようです。
http://mizorogi.blogzine.jp/modelers/

あっちこっち大人ぶって興味を分散させるんではなく、好きを工夫しつつ高めていく。クリエーターとして画伯のスタンスに羨望です。

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今度9月23日〜28日に神宮前の「ペーターズギャラリー」www.peters.co.jp
にて恒例の個展をやられるので、ぜひ見に行ってください。クルマが好きじゃなくても絵を楽しめると思います。

ミゾロギさんのホームページ
http://www8.ocn.ne.jp/~mizorogi/Welcome.html

フランス料理とミシュランガイド [閑話]

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今日はデザインの話ではないので気軽に読んでください。

久しぶりにSTRAMDの公開講座に足を運びました。今年になって案内が来ないのでやってないのかと思ったら単にメーリングリストから漏れてたとのこと。素行不良につき排除か?と一瞬不安に(笑)

さて、今回はあまりにも有名な料理評論家の山本益博氏を迎えて、「ミシュランガイドの企業戦略」と題した講座でした。
山本さんは落語好きとあって、下書きも何も見ずに2時間私たちをまったく飽きさせない楽しい話を披露しました。講座だからテーマがあって、それに合わせて考えて来られたと思いますが、まあ美味しそうな話が次から次へと出てきて、そのまま家に帰るのが結構つらかったです。

さて、その中でいくつかピックアップしてみます。ミシュランガイドは、タイヤメーカーが出してますから、最初はドライブガイドのような物で、初期の本には基本的なタイヤの修理方法なども書いてありました。今でも地図と名所旧跡ガイドを別冊として3冊一組で出しています。最近外国人の読む日本版に高尾山が三ツ星で載ってて話題になりましたよね。

大きな話として、今フランス料理はロブション、デュカス以降のスター不在で、世界の料理の話題はスペイン(エル・ブリ)、イギリス(ファット・ダック)、デンマーク(ノマ)(カッコ内レストラン名)なんだそうです。そこのレストラン、特に料理に特化して三ツ星(デンマークは2つ)をつけたので、今までの「料理」「内装」「サービス」という評価軸がずれてきているということ。今までいっさいコメントが無かったのが最近になって、評価に対してコメントが載るようになったことなど。つまり、様々な事情でミシュランガイドは長い歴史の伝統から変化を始めてるそうです。

その顕著な例として、フランス、ヨーロッパだけでなくニューヨークや東京、鎌倉、関西と新しい地域に進出しているのはご存知の通りです。
フランスのミシュランは今でも写真無しで、イラストを使い星無しのレストランもちゃんと載ってるのに対して、アメリカで写真を採用したあと日本でも同じように写真入りで、しかも星がついた店のみを掲載するという、本家の物とはかなり違うスタンスで展開していますよね。

やはりフランス料理を頂点とした世界の料理界はフランス以外からのニューウェーブの登場で大きく変化しているようです。それにミシュランも合わせるような形で変化してるんじゃないかということのようです。
あまり高級な食べ物に縁が薄いので中々その雰囲気を感じるところまで行けなそうですが、安くて美味しい物を食べながら(飲みながら?)、今後の料理の世界を外側から見守ってみようかなという気になりました。

山本さんは若い頃辻静雄氏の書いた本に魅せられ、若い頃言葉もわからずにフランスに単身乗り込み、その後100回以上も渡仏されてその他部に新しい美味しさを探求されてるとのこと。「好き」だけじゃない、その飽くなき探究心とそこで養われた深い知識には本当に頭の下がる思いです。やっぱり有名な人には理由があります。

山本益博さんのホームページ
http://www.masuhiro.jp/
※上左の画像はwikipedeiaより


浅ピンベタピン? ピントはあとからでオッケイ。 [写真]

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お読みになった方も多いと思いますが、数日前の記事で「ピントは後から合わせればいい──米企業、画期的なカメラを製品化へ」という記事がありました。
もし読まれてない方は読んでいただくとして
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/23/news099.html

要は被写体のきちんとしたデータと分割されたスペースごとに光の角度から距離を記憶することで、あとで被写界深度を設定すれば、そのような画像が出来上がるということでしょうか。
カメラマンと、「ピンはどうする?」なんて会話が要らなくなる・・ですかね?

まだ少し先の話ですが、想像するにけっこうデータ量が多くなりそう。
以前イラストレータが点と線でデータ化してた時期から、今の「面」でデータ化するようになって、データの大きさが下手すると10倍以上になってしまったようにです。
記憶容量の進化によって、色々なプログラムが可能になったといい方向に考えることにします。

カメラではないんですが、同じように距離を計算するという内容で、最近知り合いの会社経営者が開いたクリエーターズカフェにて、“プロジェクション・マッピング”が取り上げられました。
恥ずかしながら私は内容は知っていても、名称を知りませんでした。

凹凸のある建物を使って、プロジェクターによって映像を映す手法で、ただ映すのではなく、凹凸の距離を測ってそれによってプログラミングし、きちんと建物のディテールに合わせて映像を「マッピング」していく。
非常に面白い効果が出せて、見る人もびっくりするような視覚的なエンターテイメントがあるのですが、中々日本でメジャー化するのにはハードルがあるようです。
一度絵画館でやったのをご存知の方もいらっしゃると思います。


※この動画は日本ではありません。

日本でもこんな楽しいパフォーマンスがあちこちで行われると良いなと思います。モーターショーなんかの催事関連は室内なので、ハードルも低く、より理想的に行けるようです。
日本では優れた方々が技術を持っておられるので、ぜひやってみたいという会社やイベントプロデュースをやられてる方などいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。ご紹介できると思います。

はやっちゃうけどおわっちゃう。 [閑話]

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業界の色々な技術職っていうのがあります。昔だったら写真のプリンター(モノクロ写真などを印画紙に焼き付ける)、修正用のエアブラシ、写植など、
データ時代の今だったら、レタッチャー、ウェブのコーディングなどでしょうか。

元々日本人は手先が器用だし、繊細だから技術職の人はすごく優秀な人が多い。
昔からずっとそうだと思います。
昔は彫金だったり、版木を彫ったり、桶を作ったり、包丁や刀を作ったり・・・・。小僧からがんばって手に職をつけたら一生食いっぱぐれが無い。それどころか技術が上がって「親方」にだってなれます。
日本人の先天的なスタイルはこのカタチ=「叩き上げて一生かけて昇華する」なんだと思います。

でも特にコンピュータが導入されてから現在に至るまで、ソフトがプリミティブな状況で覚えた難しい技術は、ソフト側のリニューアルでどんどんイージーオペレーションになって、いつの日か一般の人にも出来るような状況になっていってしまってますよね。
一時は技術をもてはやされて、とても高い金額をとって外注産業としてうまくやってこれても、永続的ではない。前述のような先天性を持った日本人としては悩みどころです。

たとえばレタッチなども、簡単なことはデザイナーも出来るし、カメラマンも自分の撮った写真を人にやられたくないから自分でやるようになっている。
また、カメラマンのレタッチもちょっと前はレタッチ料として結構取れたけど、今は叩かれる。あまりにも移り変わりが早くなりすぎてきてる感があります。

もちろん以前ほどの料金では無いにせよ、優秀な人たちは今でもたくさんの依頼を受けていいい物を排出してるはずです。さらにいえば、一部の優秀な人はソフトの発達にもキチンと対応して自分のスキルをさらに上げていき、いつまでも先端で光った存在になれるんだと思います。

きっと重要なのは、自分なりに突き詰める意思と行動を伴い、自分なりの工夫と提案を常に行えること。これってもうテクニシャンではなくクリエーターです。
クリエイティブはやはり人間作業ですので、コンピューターで補いきれない。そこに技術者を含めた我々の生き残りの道が(入り口はどこであれ)あるんじゃないかと思います。

※画像:ピザのチーズ引きは「ナチュラルさ」がキモです。レタッチャーの腕の見せ所ですね。「合成かナチュラルかわからない」ようにするのが一番難しく技術がいると思います。

写真に写ってるもの [心得]

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「肖像権」って物があって、これが結構厄介です。人だけではなくお店とかにもあるようです。私は法律家ではないので厳密ではありませんが、一般論の範囲内で書いてみます。

まず、人の場合、一番いいのは「写っている人すべてに写真の使用方法や掲載媒体、掲載期間などを伝えて了承をとる」ですよね。でも現実的には無理な場合が多い。

基本的に人の場合「その人と限定できなければいい」ということになりますので、グーグルのストリートビューがいい例ですが、「顔をわからなくする(=ぼかす)」が対処法になります。後ろ向きの人は基本的に顔がわからないのでオッケーと見なす場合が多いようです。(もちろん後ろ向きでも明らかにその人とわかる場合には対処が必要です)

広告やテレビドラマなんかは、ぼかしてられませんから、エキストラを使います。
その他私たちはお店や企業の看板なども気をつけます。了承が取れない場合はレタッチで消したりします。建物なんかも街の一部分である場合はいいですが、それだけを使っての広告の場合にはオーナーに了承をとったりします。
また特に繁華街なんかの写真には色々なお店が写っちゃったりしますから要注意です。クルマのナンバーなんかももちろん処理しなくてはダメです。基本、人・もの・店など特定できる物を極力無くすですね。

でも、この範囲に引っかからないのが「公的な物」です。人もです。公的な人、たとえばアメリカ大統領なんかには一般の人と同じような肖像権はないはずです。

それもこれもすべて「あとから訴訟を起こされたり、文句を言われないため」ということの防衛策です。こちらに文句や訴訟が来てくれればまだしも、広告や番組などは企業がスポンサーですから企業にその矛先が向きます。
文句言う側も「企業相手に訴訟を起こすことで賠償金が取れる」という目的がある場合もあると思います。基本民事だと思いますので、だれかが訴訟を起こさない限りは何かが動くことはないんじゃないでしょうか。(言い方微妙にしています)

その分個人の範囲内の場合(例えばブログなど)は、写ってる人が「勝手にのせないで欲しい」と言った場合にはその写真を削除するという方法で落ち着く場合が多いと思います。のせてる側も特に悪意のある場合を除いて、それで稼いでる訳ではないので。

アメリカの影響もあって、日本も年々訴訟社会になっていってると思います。昔の気分でいい加減でいると足をすくわれますので、そっち方面の詳しいスタッフがつかない場合には、充分気をつけてくださいね。

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※法律問題なので鵜呑みにせずに自分の責任範囲で調べて実行してください。あいつの言った通りにやったら訴えられたと言って訴えないように、よろしくお願いいたします。
また違っていたら遠慮なくご指摘ください。修正いたします。

震災後の広告 [閑話]

長いこと放りっぱなしで、本当にすみません。今年になっていろいろ状況が変わり、今までとは違う人とご一緒させていただいたり、違うことをやったりしています。
今も諸々進行中でしっかりとした時間が取れずにいます。
このブログではまじめなテーマを選んじゃったので、「よしやるぞ」って言う一定の時間が取れないとなかなか書けません。すみません。今回も閑話程度で・・・。

その今の仕事のなかで震災関連の案件があり、2回ほど東北方面にも足を運びました。そんな時に今日のヤフーのニュースで「大震災3カ月のCM考「メッセージ重視」模索」というトピックが目に入りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000105-san-ent

そういえば震災後も[AC]のコマーシャルに批判が集まりましたよね。あれは今のコマーシャルをそのまま流すと、「こんな時にナニやってんだ」という視聴者の怒りの声が上がりそうなのを回避するために、マナーなどの啓蒙のために毎年少しずつ作ってる[AC]のCMをあてていた訳で、企業はちゃんと規定の広告料は払っていたはずです。でもいかんせんこんな状況で使うって考えてなかったから数が少ない。確かにあんだけ続くと飽きちゃいます。

三ヶ月後の現状は、まだ「ぽぽぽ〜ん」は流れているけど、記事に依ると
「視聴者の目は震災前より厳しく、被災者を応援しようとしたメッセージCMに対しても「不謹慎」「震災を企業イメージの向上に利用している」といった批判が向けられがちだ。その中で、商品を堂々とPRしながら、人々を笑顔にすることにこだわった作品も生まれている。(三宅陽子)」
だそうです。

視聴者は民放そのものがCM広告料によって成立してることは知ってはいても、それに対してなぜか感謝も何も無く、逆に非常に厳しい目でしか見てないような気がします。自分だってほとんどの人が企業に勤めて商業活動をしているにもかかわらず、企業は怒りやストレスの矛先になっちゃう。不思議です。確かに金儲けばかりで変な企業もあったりですが、少数派だと思います。
それでも山本太郎さんの件などがあると、テレビ局と広告主の力関係を、(あまり良くないイメージですが)何となく感じることがあります。

さて、記事によるとそれでも企業は狭いところから「被災地応援」と「自社商品PR」のどちらもクリアできる作品を作り上げてきてるようです。



今は、お金をかけて中々いいCMを作ろうという状況にありませんが、それでもがんばってる企業のCMは、とても優秀な人たちが日夜知恵を絞っていい物を作っています。
最近良く番組でも取り上げられる「古いCM」を見ると、その時代をとても感じて楽しいように、「今」をしっかりと映しているエンターテイメントとしてのCMを、もっと楽しんでもらえたら良いなと思います。

少しでも景気が良くなって、いろんな物が売れるようになれば、雇用だって持ち直してくれるし、復興も早く進んでくれるんじゃないかと言う期待を込めて。

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