So-net無料ブログ作成

人を雇う、育てるって難しい。 [心得]

BM_guide.jpg

さて、今年も仕事納めの日になりました。

不況で少し時間ができたので、何か自分が経験上得たものが皆さんの参考にでもあればと、半年前からブログを始めました。それが今年のトピックかな。
ご訪問いただいた方、読んでくださった方、さらにナイスやコメントまでいただいた方、本当にありがとうございました。

私が長年事務所をやって来て、とても難しいなと持ったのが、社員として若い人を雇い、ともに時間を過ごし、また経験を積ませたり、ノウハウを伝授したり、ある程度仕事を任せたりという一連のこと・・・つまり人を雇って、一緒に仕事をするってことです。
もちろん色々な従業員と大変うまくやれる素晴らしい経営者もたくさんいらっしゃるでしょう。あこがれます。

そんなちょいダメなクリエーター兼経営者の「こちらのことは棚に上げてのちょこっとアドバイス」です。

若い(クリエーターの)人たちに望むことその1は、前にも書いたけど、どんどん提案してください。会社の上の人は20代に熟成なんか求めてないし、ちょっと変でもオッケイです。年取ると必ず熟成して諸々まとまっちゃいます。何も若いうちから完璧なんて求めないでオッケイですよ。

若い(クリエーターの)人たちに望むことその2は、若いうちはいろんなことをムスッとせずに気持ち良く受け入れましょう。きっと(ほとんどの上の人は)よかれと思って言ったり、仕事を言いつけたりしてるはずです。万が一意地悪だったりしても、やることには意味がありますし、一生懸命やったことには必ず評価が出ます。「ムスッ」や「ブスッ」は、いろんな意味でいいこと無しです。

若い(クリエーターの)人たちに望むことその3は、一度縁があって辞めるなら何か目的を達してから辞めましょう。「この会社で一番になる」とか、「やりたいことはすべてやり尽くした」とか「ばっちり人脈作ったぞ」とかです。ステップアップ形式で辞めるのが、精神的にも、スキル的にも人生において絶対にプラスです。

若い(クリエーターの)人たちに望むことその4、辞める前に会社にちょっと恩返しをしてあげてください。決まった作業をこなすアルバイトとは違って、クリエーターの場合、若いうちは即戦力ではない場合も多く、会社はある程度持ち出しになります。もちろん早く育てようと思うでしょう。経営者は稼いでその分を戻してくれるようになるのを心待ちにしているはずです。
自分が働いたことで、会社が潤ったなと思うことは会社に所属してる人にとってとても健康的なことです。もちろんそれによって収入も上がるし、気持ち的にも経営者に対してキチンと物が言えるようになります。次のところもそんなところはとても評価するはずです。

狭い世界だから評価って大事です。ある意味その人のブランドを形成します。評価のいい人が何かやれば、人はいい評価をしようという目で見ます。(いい色眼鏡ってヤツですね)
ぜひ自分の身近から「君っていいね」を増やしていってください。

それでは皆さん良いお年を。

みかんばこちゃん.jpg

※最初の画像は大英博物館のフロアガイド・グラフィック

クライアント [クリエイティブ]

TOWER.jpg

スミマセン。師走してます。いつもご訪問くださる方々のブログもチェックできずにいます。

バタバタしてるので仕事に密着した話題ですが、今日は「クライアント」についてです。発注主ですね。

昔は、企業の担当や宣伝部など、あまり広告や表現について口を出すことなく、広告会社が提案した中で面白いもの、こちらがリコメンドしたものを選択し、提示した見積りを「そんなものかな」と思いながら支払っていました。昔のCM集がDVDで出たりしましたが、やはり見るとのびのび作ってます。

しかし、不況によって売り手市場から買い手市場に転換していく中で、表現的にもブランドやイメージよりも「実質的な効果」を求め、料金的にも緊縮財政の一環として広告費を削っていくことになります。
そんな中、たいしたバジェットの仕事でもないものに8〜10社競合もかけて、またそれに広告会社も群がらざる終えない状況がやって来てしまいました。

今、いい広告、いい作品を作るのは最終的にはクライアントの優れた判断や選択が必要不可欠になっています。(あまり良くない意味で)クライアントは今、作品の出来に対して非常に重要なポジションにいます。

そんな中、やはり素晴らしいクライアントというのは存在します。
今週プレをしたクライアントの担当の方は、こちらが考える幅を持てるようなオリエンをし、提案に対してきちんと耳を傾け、評価をしてくれる非常に稀で素敵なクライアントです。こんな人たちのためにはこちらもきちんといいものを出そうとがんばるし、結局どちらも得をするいい関係が保てますよね。クリエーターの使い方がうまいです。
また、別のある食品系クライアントもこちらを信頼し、いろいろ相談してくれますので、できうる限り惜しみなく持てるものを提示していこうとがんばれます。こちらの担当者も、さまざまな社内的な苦しい状況下でも、いいものはいいとちゃんと評価できる才能にあふれた方です。

なかなかいいクライアントに恵まれずに、しなくていい苦労をしているクリエーターがもう星の数ほどほどいらっしゃると思います。でもその中には、徐々に信頼を気づき、いい関係を作れる可能性もきっとあると思います。常にいいものを作ろうという姿勢でいれば、いつか必ずいい循環の中に入っていけると思います。

※東京タワーのクリスマス用のライティングが始まったようですね。高所恐怖症なので、登らず近くで見てみたいです。

絵本などを中心として活躍されているアーティスト「ツペラツペラ」 [アート]

tsupera1.jpg

12月に入って、仕事が重なってしまい、うまく更新できずに申し訳ありません。

今やっている仕事の絡みで、イラストレーターを捜していたら、素敵なアーティストに出会いました。
「tupera tupera(ツペラツペラ)」さんです。

亀山さんと中川さんというお二人でユニットを組んでおられます。
基本は切り絵を使った作品で、他にも転写や立体など色々な面白い手法を試してるようです。
最近のイラストレーター、アーティストはぱっと見ただけでは、日本の方なのか海外で活躍されてる方か分らない素敵なアーティストが増えてきましたが、このユニットはまるでヨーロッパのアーティストと間違ってしまうようなセンスが、非常に魅力的です。特にサーカスを主題にした絵は自分にはまったくない感性で描かれていて、とても印象的でした。

現在、渋谷の東急百貨店のクリスマスのキャンペーンアートを担当されてるので、東急百貨店に行くと見れます。

tsupera2.jpg

今、乃木坂で個展をやられています。お時間のある方はぜひ行ってみてください。かわいい絵本や、オブジェクトも購入できます。
期間:2010.12.14(火)〜12.26(日)12:00 - 19:00 ※月曜休廊   ※25日26日は18:00まで
会場:ギャラリー東京バンブー 東京都港区六本木7-4-14乃木坂スタジオ2F Tel. 03-3405-0556

サイトもかわいくて素敵です。
http://www.tupera-tupera.com/

うどん好きですか? [ウェブ]

M2.jpg

“丸亀製麺”という讃岐うどんのチェーン店があります。手前味噌で悪いのですが最近ホームページを作って公開されたので紹介します。
http://www.marugame-seimen.jp

最初に食べて「美味しい」と思いました。それもそのはず、チェーン店なのにすべてのお店で麺を打っています。製麺所の名前通りのスタイルで、チェーン店のメリットをまったく考えずに、この価格で、本場に負けないおいしいうどんを提供するスタイルに感心しました。

このホームページをはじめとした制作物のために本場讃岐にロケに行ったのですが、うどんは現地の有名店と比べても本当にいい勝負、天ぷらに至っては完全に丸亀の勝ちです。(讃岐は業者に持って来てもらうため、自分で揚げてません)
ダシの味が少しだけ違っていて、讃岐がイリコ中心のダシで、こちらがよりクセのない魚のブシです。どっちも甲乙つけがたいおいしさです。

讃岐のロケの内容が、右下のバナーをクリックして入る「うどん大国 讃岐」のコーナーに本のスタイルで紹介されています。きっといつか香川県にうどんツアーに行きたいにと思ってる人いっぱいいるんじゃないでしょうか。(すでに行ってる人も多いと思いますが)

marugame.jpg

ホームページは、最初フルフラッシュの物も考えましたが、アイパッドも含めて色々な環境で見ることを考慮し、こだわりやメニューページはHTMLで制作しました。

丸亀未経験の方は、ぜひ一度行ってみてください。この価格で、これだけの満足感を味わえるのはそうそう無いと思っています。全国に420店以上あるので必ず近くで見つかります。

コミュニケーションエリート=TIME誌の広告 [クリエイティブ]

time.jpg

大好きな広告を紹介させてください。
長い間雑誌に展開していたTIME誌の広告です。
制作はアメリカはミネアポリスの広告代理店Fallon McElligott(AG.)。

「TIME誌は世界の様々な起こっている事柄の真相(話題性)にフォーカスする」を、まさに素晴らしい手法でビジュアルコミュニケートしています。
これができるのも、ずっと変わらず続けている表紙デザインと、世界で一番有名な雑誌のブランド力があるが故ではないでしょうか。
こんな広告ならスルーしないで、楽しんじゃいますよね。

さらに、コジャレたコピーがついています。
(英語力がそんなにある訳ではないので、訳は間違ってたら原文で理解してください。)

スペースシャトルが、
Was it show biz?  Was it science?  Yes.
(それってショービジネス? 科学? イエス。)

スゴい煙の火事っぽいヤツが
Is there’s a story in there? We’ll find it.
(その中に話題が? 見つけてきます)

多分オリンピックのが
Somehow, the most enduring memories of
The Game aren’t of bombs and smoking rubble.
(なぜかいちばん記憶に残るゲームって、爆弾や煙ったがれきのあれじゃない)

クリントン大統領は
The weight of the world. Measured on a weekly basis.
(世界の重さは週一回計られてます。(右肩にのしかかるって言いますよね))

最後の締めは共通で
The world’s most interesting magazine
(世界で一番面白い雑誌)

出典:Archive & Graphis Advertising

タグ:雑誌広告

アートディレクターが一緒にやりたいカメラマン像 [ディレクション]

たぶん、プロの方は知りたい内容ではないでしょうか?
ただこればかりは人それぞれです。もちろんAD/デザイナーの仕事内容にもよります。
非常に私見になりますが、ご了承ください。

まずは写真に対して意識が低いディレクター、デザイナーがたくさんいます。そんな彼らたちの選択理由は、「他でいい仕事をしている(ブランド)」か「ギャラが安い」「何でもいやがらずに言うことを聞いてくれる」あたりに集約してると思います。会社の先輩に推薦されたので・・なんてのもあるでしょう。
どんな仕事も多い少ないはあってもお金にはなるし、なんと言っても仕事をしないよりはいいわけですから、よほどのことがない限りは受けると思います。
ただ、自分がいい写真を撮っても反応が鈍いし、カメラマンとしては中々満足感が得られないかもしれません。

私の場合は、まず専門的な写真の場合は、基本的にそのジャンルの人から選ぶようにします。ファッション、料理、クルマ、貴金属等。専門にやってる人には一日の長があるし、私の知識の至らない部分もカバーしてくれるメリットもあります。ページ物など大量にある場合にはどうしても何人もカメラマンを抱えている会社にお願いすることになります。

撮影が絡む仕事の場合、いい写真はイコール自分の作品を高めてくれる原動力です。その仕事に合ってるということはもちろん大前提ですが、その中でも色々な作品を見て、自分なりに「他の人たちと違って光ってるな」と思う部分や「自分の感性に合っていて、良い仕上がりが予想できる」といった部分で最終的には選んでると思います。

カメラマンの作品集の中でやはり注目する部分は、フリーテーマのものではなく、実際に仕事でやった作品です。仕事の中では様々な制約があり、その中でいい作品を残せる人は実力があると考えます。

そうやって選んだ方と仕事をして、とても良いなと思えば、必ず次も頼むことになります。仕事をしてる上で良いなと思うポイントは、やはりアウトプットの質と仕事に対するストイックな姿勢でしょうか。自分の仕事にこだわる人好きです。ずっと長いこと仕事をしていてもそういう人には、いつも新しい発見があって、新鮮な驚きをプレゼントしてくれます。

さらに、新人でぴかっと光る仕事をする人とやる場合には、今まで他でもらっていたギャランティーよりもずっといいギャラを払うことも大事だと思います。それだけの仕事を頼むということですが、彼の自信にもなり、自分と仕事をすることで彼のクラスも上がっていくことが、双方にとっていいことだと思うからです。

※絵無しでしかも長〜い文章、ごめんなさい


レトロで行こう!2「オールドアメリカンスタイル(その2)」 [グラフィックデザイン]

その1と書いておきながらそのままなのは問題ですよね。
今日は続きとして、具体的に「この書体を使うとオールドアメリカンスタイルっぽく見えるぞ」を紹介してみます。
もともとはすべて書き文字だったはずですので、このフォントです!と言うのは難しいですが、色々な資料の中で良く使われている書体の傾向を見ながら近いものを選んでみました。
本当は、資料を参考にして自分で起こしていくのがベストだとは思いますが、全部にそれをやっちゃうと大変ですから、大事な部分だけ意外はフォントでも十分行けるはずです。
ほとんどのものは「Adobe Fonto」の中にあるはずです。興味があれば参考にしてみてください。

書体.jpg

●宅配ピザの商品エンブレムとして作成した例です。
emblem.jpg

表参道のイルミネーション [閑話]

ilumi1.jpg

表参道のイルミネーションが始まりました。

昔は表参道と言えばというくらい有名でしたが、ちょっと裏に入ると住居地があるこの地域で、個人宅の庭に飲み終わった缶やペットボトル等を捨てる方が結構出て、問題になりました。
さらに国粋主義の方々が当時スポンサーマネーを出していた企業などに、「明治神宮(神様)の参道でクリスマスを祝うとは何事か」と文句も入り、しばらく中止になっていました。
ここ数年前から、やはり人を呼ぶということで商店会が中心となって再び開催しています。
ただ、昔色々あったせいもあり、夜はわりと早めに消灯してしまうので、私たちが帰る頃は見れないんですけどね。

樹はちょっと痛むので、手放しでは喜べないんですが、やっぱり冬の風物詩としてあってもいいような気がします。人は光に魅力を感じますしね。

illumi2.jpg
携帯で撮ったのであまりきれいじゃないけどお許しください。

写真に加える [イメージ]

kakou1B.jpg
From designer & design 027 graphiste "akroe"

すみません年末なんでとぎれとぎれです。
写真を加工したりして、カメラマンがアーティスティックに画像を作り込んでいくというのは、わりとたまに見られますが、(今、加工のまったくない写真は無いとも言えますが)写真に、グラフィック的な要素を付け加えるという手法があります。

もちろん、ほとんどの場合最初から計画してるので、問題ないともいますが、やはりせっかく撮った写真に、何かを付加するのは、高級フランス料理に塩をふるような、「モラル的に」引け目がありますよね。
まさにそれこそが、この手法の狙いかと思います。本来それだけでいいものを汚す(言い方変ですが)インパクトと言うか、ショックですよね。

kakou2.jpg
©STEFAN SAGMEISTER

似たようなものに生きてるモデルの全身にペイントをする等があると思います。
つまるところ、ひとつの「アート」なんだと思います。写真自体ももちろんアートの領域ですが、ある意味普通の人も撮れる幅の広いアートです。そこへ行くと「付け加え」は、コラボレーションです。
センスと思い切りと芸術性が要求され、誰でもうまく行くものではないような気がします。写真そのものよりもアート性が高い分、幅はとても狭まります。

写真を撮る人たちはどういう風に思うのかしら?聞いてみたいです

momoi2.jpg
※桃井かおりさんのCDジャケットを作ったとき、非常にアートに造旨の深い桃井さんの発案で、ポラロイドフィルムに直接マジックでいたずら書き風に仕上げ、それをそのまま反射原稿として使用しました。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。