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ポスター [閑話]

事務所に新たに人が入りそうなので、いろいろ整理してみることにしました。
第1弾として、いままでに作ったポスターを、断捨離。
だいたい印刷屋さんのポスターの最終刷り出しに行って刷り上がりを10枚くらいもらってきたり、送ってもらったり。スタッフに渡したりしても5枚以上残って、そのまま丸めておいたものが多く、今回はそのうち2枚を残して後はすべて捨てることに。

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上の写真のように雑に作業してみると、会社を作ってからだけでこれで全部ではないですし、それ以前もありますから本当にたくさんのポスターを手がけたんだなーと妙な感慨に耽ってしまいました。

グラフィックデザイナーになろうと決めてから、当時最初の目標は「B全ポスターと新聞15段の仕事をする」だったと思います。まだB倍版が出るか出ないかのころでしたから、B全版がとりあえず一番大きい。新聞で30段はまだ誰もやってなかった(と思います)から15段が一番大きい。単純です(笑)
その後、いろいろ恵まれて、本当にたくさんのポスター(そして新聞)の仕事をさせていただきました。

でもやはり「時代」もあったのかもしれません。最近のデザイナーでポスターばっかりの人ってあまりいないと思うし、最近は数が少ないものは印刷ではなく出力になっているようですが、駅貼りのポスターも本当に少なくなりましたよね。合わせて新聞や雑誌の仕事も減っている。
今企業のメッセージの主幹はウエブになってしまい、CMも新聞も、雑誌もウェブに導入するためのツールになってるものが多い。グラフィックの作業と言えば今はやはりパンフレットなどの小型グラフィックが一番多いアイテムなのではないでしょうか。

でもやはりデザイナーとしてポスターのような大きい画面に自分の作品を展開したいという思いがありますよね。昔は大きかったLPサイズのレコードジャケットを手がけるのもあこがれでした。表参道にいるとビルの上にアパレル関係の大きなビルボードがあったりして、あんなのもいいものです。

今の若手の方々のためにもまた大きいグラフィックの媒体が増えて、デザイナーの実力発揮という場が増えてくれることを願っています。PR要素ばかりの商売っけ丸出しではない、アート的にも素敵なポスターのある街や駅。場所さえちゃんと限定すればそれはとても良いものだと思います。

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※きちんと小さくたたんで、まとめてしばければ、新聞や雑誌のように資源ゴミに。特に情報漏洩や悪用の心配もありません。良い紙使ってるから(笑)良いリサイクルペーパーになるかな。
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“デザイン思考”または“デザイニスト” [戦略]

1/14(土)[公開シンポジウム]企業経営をデザイン思考する
戦略経営デザイン人材育成講座〈STRAMD〉3に参加してきました。

今、日本の(にかかわらず)企業が世界に向かって飛躍していくためには「デザイン」という概念が欠かせないと言われています。そこで、広く一般より学びたい人を募って桑沢デザインにて講座を開いているのが「STRAMD」Strategic Managiment Design in Kuwazawa です。
その考え方を広く世間に認知してもらい、広めることを目的としたシンポジウムで、以前このブログでも紹介したPAOSを主宰されている中西元男先生(この講座の主導者です。またインテリアデザインで大変高名な内田繁氏(僕の若い頃には一世を風靡していましたからちょっと懐かしかったです)、やはり以前にこのブログで本を紹介した紺野登氏など実際にこの講座で教鞭をとられている先生方や、実際に学んだ、また学んでいる生徒(社会人)などを交えてこの講座に対する紹介や必要性などを語っていました。

私のお手伝いしているCoco-de-sica TVでもU=STREAM配信いたしましたので、そのうちコンテンツとして見れるようになるかもしれません。

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Coco-de-sicaTV:http://www.coco-de-sica.tv/edu/

大きな目的としてこの講座の必要性を説き、次の参加者を募るというのがありましたので、それに関する内容がほとんどでしたが、いくつか勉強になる話もありました。
私的な非常にラフなピックアップですみません。

ひとつは、中西先生の話されたSTRAMDの根幹である、いわゆる私たちのような職業的Designer(デザイナー)だけではなく、企業活動や生活に至るまでデザイン思想という考え方を持ち込めるDesignist(デザイニスト)という人間が必要であるということ。

特に私たちのような狭義のデザインを職種としている人間にとって、この広義の「デザイン」または「デザイン思考」というのがわかりづらいんです。
例えば例に挙がったRoger Martinというビジネスマネジメント学者は、「論理的思考と創造的直観を効果的に融合・活用することをデザイン思考と位置づけ・・」
http://ischool.t.u-tokyo.ac.jp/workshop/roundtable_aug11
と言ってます。新しい製品を生み出す過程に於いて、また企業そのものの組織の変換、もちろん製品のイメージ戦略に於いてもこのデザイン思考が必要になってくる。

どうでしょう?「このデザイン素敵だね!」って言いづらいデザイン(笑)ちょっと難しい。
アメリカではたとえば重要な案件の会議に於いて、科学の専門家、ビジネスマネジメントの専門家にデザインの専門家が加わって意思決定をしていくという話もありました。

またもうひとつ、Roger Martinの言葉を、パネリストである国際教育の専門家、安藤益代氏が引用していて、「極端な発想は創造的挑戦と考える。発想者に感情移入する。両方の言語を理解する。100%理解してもらえると思わない。未来の一部を過去にする 50:50がビジネスのデザイン思考」
という内容は非常に印象的でした。すべての日本の企業の人たち、特に人やクリエーターからのプレゼンテーションを受ける人々に意識して欲しい言葉です。

※ちゃんとメモを取りながら見れなかったのでいい加減な記述があるかもしれません。お許しください。

STRAMD
http://stramd.kds.ac.jp/

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歌川国芳展 [アート]

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あけましておめでとうございます。
今年初めてのブログは、この3連休の中日に行ってきた歌川国芳展です。
昨年末より始まっていたし、歌川国芳自体は浮世絵としては北斎や歌麿、広重などに比べてちょいマイナーなこともあり、まあ空いてるだろうと思って行ったのが大間違い!入場制限を行ってるほどでした。

もともとちょっと苦手な六本木ヒルズの森アーツ、さらに混みコミで最初から少しうんざり。浮世絵ですからあまり大きくない画額が目線の位置に並べられてることもあり、遠くから見れないことも手伝って、じっくり絵を順番に見る列がまったく動かない!ちょっと参りました。

しかしかなり作品数も多く、色々な作品を網羅していることもあって、「歌川国芳」を俯瞰するには良い企画だと思います。(森美術館は、業界人が好きそうな企画が多いです)

私はまず彼の作品群、特に物語に出てくる武士や水滸伝の名将たちの絵(最初の絵)を見て、小さかったころの少年マンガ誌を思い出しました。当時の長岡秀星氏の描いたSFイラストなんかにワクワクしたあの感じ。きっと江戸時代の人もお話だけでは広がらないイメージの世界を、彼の絵によって心躍るものにしていったんじゃないかなあと思いました。

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浮世絵画家全体に言えることではありますが、特に国芳は、いわゆる今でいう職業イラストレーター、挿絵画家であり、決してアーティストではない。奇才と言われてますが、他の人とは違う茶目っ気やエンタメごころあふれ、なおかつそれを表現する絵心があったような気がします。今彼がいたら、どんな作品を世に出すかとても楽しみです。
また、多分版元からオーダーされたもの以上に自分でもいろいろ描いたり、トライしており、心底絵が好きだった様子が分かりました。多作です。
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サンプルは今回の目玉のクジラやネコの絵以外を上げましたが、2番目の滝に打たれている文覚上人の絵のほとばしる水の表現なんか劇画チックだし、いわゆるだまし絵的なもののアイデアも秀逸。鳥羽僧正を彷彿とする鳥獣戯画もあったり、役者絵を禁じられた時代に落書き風にしておどけたりとバラエティーあふれてます。特に下の落書きはその後のマンガに通ずるものがあるような気が。

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いずれにしてもアートディレクターやデザイナーはかなり楽しめ、また勉強になるものがあると思います。
絵が好きで、人々をアッと言わせたくて、日々頭を働かせ、筆をとる。そんな僕らにも通ずる国芳に親近感を覚え、また僕らもがんばらなきゃって尻を叩かれます。

興味のある方は是非足を運んでみてください。ただしできれば週末じゃなく平日が良いかも。

※サンプル画像は主催者による図録より

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ユナイテッドアローズの経営理念と成功 [戦略]

今回12/17のSTRAMD(土曜特別講義)では、今やアパレルの勝ち組、みんな大好きユナイテッドアローズの上級執行役員である東浩之さんのお話でした。

デザインとは直接あまり関連のないお話ですし、僕も専門外なのでまとめるのが難しいです。すみません。

東さんは大手アパレルから、ユナイテッドアローズ創業社長である重松さんの経営理念に大変共感して、この会社に移られたそうです。
もともと人事やマネージメントの方なので、どんな洋服が売れるとか、ユナイテッドアローズの洋服デザインのこだわりについてなどのお話は無く、社長の理念をもとに東さんを中心に作られたユナイテッドアローズの経営理念を、いかにして全社員に浸透させられるかという内容が主でした。

経営理念はある意味永遠ですが、そこはやはり時代と共に生きる服飾業界。変えたり戻したり奮闘されているようです。(東さんのような非常に優秀な人が反省したりしながら一生懸命目的へ向かってあがいてる姿にはとても共感しました) 
でも基本は社長さんがずっと言われている「日本人のためのスタンダードを」(の英語)だそうで、当然スタンダードと言えるシェアまでがんばるという意味もあるようです。

話は無かったけど、結局その経営理念の浸透こそが、ブランドのブランドらしさを作っていくのかなあと思いました。

しかしその浸透方法は、「とにかく全店回って販売員たちと話をする」だそうで、そういうところは非常にクラシックな方法をとっておられます。もちろんそのことにより色々な話や情報、現場の生の状況などが肌で感じられるという大きなメリットもあるので、役員になってもやめられない日課のようです。

さて、お話の中で情けないことに私が知らなかったので、その道の人には常識(かな?)の”SWOT分析”を紹介させてください。目標を達成するために必要な分析のポイントのことで、詳しくはWikiなどいろいろ出てますので参考に。単純でわかりやすいそれでいて奥が深い理論に思えました。
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この内部の「強み」「弱み」に関しては、理念ブックを作る際に内部外部を問わず様々な人にユナイテッドアローズの強み弱みをビデオ片手に聞いたそうです。会社のお掃除のおばちゃんにも聞いて、その答えにはとても大切なものがあったというお話をされていました。

なんだかかっこうよく見えるアパレル会社の内側で、非常に泥臭い努力をされてる方がいて、それが成功への要因をひとつずつ作っているんだなあと、当然のことなのかもしれませんが感動しました。

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「ワンアイディア」=ちょっと昔の海外おもしろ広告 [クリエイティブ]

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久しぶりのちょっと面白い海外広告シリーズです。

ちまたでは、まだまだスティーブ・ジョブス、iPhone4sの話題がつづいてますよね。本屋にもたくさんジョブス本が平積みされています。僕も1冊買ってみました。

さて今回のネタはイギリスの「WebBaby.co.uk」というところの広告ですが、当時話題だったiMacを実にうまく使っています。

スティーブ・ジョブスが復帰してまず大成功を納めたのはこのiMacでしたよね。日本でもネットはこれからという時代に、電話線につないですぐにインターネットが始められると言ったようなキャンペーンだったと記憶しています。

この「Webbaby.co.uk」は、たぶん赤ちゃんをこれから生む(生んだ)お母さんのためのポータルサイトのようです。まだネットもこれからって時代ですからわかりやすくコンピュータを象徴的に使いたかったはずです。

そこで当時話題のiMacを横から良く見たら、なんだか妊婦のおなかのようだと思ったのがまさに「ワンアイディア」。そのアイディアが見事に結実した実に納得の広告ですね。

おなか(iMac)にそっと置く手もこの表現を確かなものにするための見事な「ミニマリズム的」演出です。
こういうのは下手にいじくらずにそのままアイディアを形が一番。コピーもシンプル、白地もとても生きてる。脱帽です。

Agent:Miles Calcraft Briginshaw Duffy AD:Paul Briginshaw Client:WebBaby
出典 ’02 GRAPHIS ADVERTISING

WebBaby: http://www.webbaby.co.uk/


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USTREAMチャンネルとスタジオのロゴ作成2 [クリエイティブ]

前回に続きます。
同時にこの会社の業務のひとつであるレンタルスペースと、もうひとつの映像制作部門の機材を有効利用して、だれでもUSTREAMが撮れるスタジオを設営しました。
これにはUSTREAM ASIAのほうで、公認スタジオとしてのUSTREAM+という名称とロゴがあり、承認を受け、そのロゴに名称を付加してオリジナルのロゴタイプを作ることが出来ます。

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上の画像は他の既存のスタジオのロゴです。実はUSTREAM STUDIOのロゴ規定に、アイソレーション(英語の意味は“孤立”“分離”。要は余白の規定のことです)があって、これが意味なく広い(笑)。今時ロゴ幅分(×1)前後左右はあまり見ません。

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それにきちんと忠実なものもあって、結構間が抜けたでかいロゴになっちゃってますよね。ところが無視したところもあって、それがちゃんと認可されているじゃない!
ということで、我々も「いい方に考える」ことに決めました。

ここのは青山にありますので、「AOYAMA TOKYO+1」という名称を付加します。
AOYAMA=いい響きですね。名前に負けないクールな表現を目指します。
ただここはUSTREAMスタジオですから、やはり主はこちらのロゴで、AOYAMA TOKYO+1は従の関係性になります。
このロゴが目立つからお客さんが来るということはあまり考えづらく、またドアなどに貼ったりして長く使うものですからあまりデザイン過多にならないよう、シンプルに行くことを最大のテーマにし、下記のように(抜粋)いくつか作りましたが、やはり赤い正方形をシンボル化し、継承していく方向にしました。
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最後に簡単に規定書を1ページで作りました。近い人だしページ物のマニュアルにする必要も無いと判断し、上下2段を並列にしてさらに横長にしたバージョンと、指定色を明記し、カラーとモノクロのケースを表示しました。
スミ1色で使う場合、赤い正方形は、グレーにすることも考えられますが、あまりきれいではないし、印刷によって同じパーセンテージでも濃さが変わったりします。
スッキリ白にスミ枠で代用しました。
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やはりデザインはコミュニケーションなので、それぞれの過程で、作業をするための理由があります。その理由は最終的なコミュニケーションのベクトルの方向性で決まってきます。上手なスピーチの言葉の選択や文脈の組み立てに理由があるのと同じですね。

スタジオでUSTREAM動画をとりたい人はレンタルスタジオを利用してみてください。
http://www.coco-de-sica.com/rental/ust-room.html

色々なコンテンツを今後やっていくようです。興味のある方は是非「coco de sica TV」チェックください。
http://www.coco-de-sica.tv/

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USTREAMチャンネルとスタジオのロゴ作成1 [クリエイティブ]

知り合いの映像会社で、USTREAMの配信をしています。
その名称としての「coco de sica TV」のロゴマークを依頼されました。デザインを制作した過程を簡単に書いてみます。

私たちの仕事は事前情報も多く、仕事の経過など守秘義務に触れることがありますので、中々簡単に公表できないことが多いのですが、これは許可をいただきました。

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最初にいろいろな方向性を摸索し提案しましたが、まったく新しいものを作るというより、今までの過程を大事に、従来よりあるcoco de sicaというロゴタイプはそのまま使用し、この会社のアイデンティティーである赤い正方形も有効に残そうということにしました。

赤い正方形はいわばマーク、アイコン的になりますので、何をそこでコミュニケーションするか、いろいろ試してみました。小さくなる可能性も高いので、複雑で見にくいものは没ですね。結果的にはこれからたくさんの人に見てもらうということを考えて、「親近感」=少しキャラ的な方向に振っていこうと決めました。

オーナーが犬好きなので、犬も試してみました。でもどこかのお父さんのようになっちゃうので、最終的には「テレビ」から逃げずに、テレビをキャラにしました。ただし教育、ビジネス方面など固いものもやるので、あまりカワイイ方面に行き過ぎないようにしました。

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またマークだけの露出でも、何となく「coco de sica」を感じれるように、ロゴタイプの一部をマーク内に挿入しました。

基本的にはエンターテイメント性をある程度出すように、こちらで作れるTVの文字を少しカジュアルにしたり(TVというのをわかりやすく立たせる意味もあります)して、全体ではUSTREAMチャンネルのロゴの設置位置を意識して横長を基本形としました。
また、音楽などのエンタメ、ビジネス講座、教育関連とジャンルに対して色で分けるようにしました。

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ここのスタジオのロゴもやりました。次回に書きます。

色々なコンテンツを今後やっていくようです。興味のある方は是非「coco de sica TV」チェックください。ページデザインはコミュニケーションデザインディレクター石橋宗親くんの作品です。クールでいい感じ、使い勝手もグッドです。
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http://www.coco-de-sica.tv/

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モダン・アート,アメリカン [アート]

ちょっと遅くなりましたが、国立新美術館で開催の「モダン・アート,アメリカン」に行って参りました。
現在やってる美術展では“横綱級”、国立西洋の「ゴヤ展」に比べるとちょっと地味ですが、有名なアメリカの美術コレクター、ダンカン・フィリップスの所蔵品より、アメリカの代表的な作家の作品だけを選りすぐって見れるという、ちょいマニアックな企画展です。
それでも好きな人なら聞いたことのある、ジョージア・オキーフやエドワード・ホッパー、ステュワート・デイビス、マックス・ウェーバーなどの作品も入っていて、また、印象派から抽象まで幅広く見れるところもよかったです。

私もここいらへんあまり詳しくない分野なので詳しくはサイトでチェックください。
http://american2011.jp/highlight.html

僕的に気に入った作品をいくつか。
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ロックウエル・ケント:ロードローラー/若い男の埋葬
この人、今回の発見です。光と影の使い方が素晴らしい。すごく絵がうまい。

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ジョージア・オキーフ:ランチョス教会No.2 ニューメキシコ
ザ・アメリカン・アートですね。

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ウォルト・クーン:羽飾り

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エドワード・ホッパー:都会に近づく

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スチュワート・デイビス:青いカフェ
イラストレーターや女性が好きそうなカワイイ絵です。

12月12日(月)までやってます。この美術館は新しく広いので絵が見やすいのがいいですね。

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中国のデザイン事情 [ムーブメント]

先週末に久しぶりに開催されたSTRAMDの講座で、昨年のお話を聞いて以来、
http://birdland-ad.blog.so-net.ne.jp/2010-11-08
その人物、お仕事、また伝統工芸への造旨の深さからすっかりファンになりましたPAOS上海の王超鷹(Wang Chaoying)さんが。今回は前回の内容も含め、現在中国の一人っ子政策とデザインの現状についてお話をされました。これはレポートではなく、私のフィルターを通しての感想ですので、ご了承ください。

まずは前回もお話しされた、フランスの高級ブランデーメーカーの話です。バー・アルマニャックという超高級ブランデーを中国で売ろうとしたが中々うまく行かず、メーカーは王さんに、本来AOCのラベルを変更してはいけないところをデザインを変えてもいいという妥協案まで持ち出して、なんとかして欲しいという依頼をされた話です。
王さんたちは高いお酒を買う中国人のターゲットを徹底的にリサーチされ、欧米ではシンプルでありながら質の良さが伝わるデザインも、中国では理解されないことに注目。ここには高い酒は人に贈ると言う中国人の習慣要素が強いこともあるようです。

そこで王さんたちはラベルデザインをまったく変えることなく、中国のターゲットに刺さるデザインを思いつきました。それが下記の写真です。ボトルにぴったりはまる24金の非常に繊細な透かし彫りのケースを作り、見た目を「中国人にわかりやすい高級感」で飾りました。
また、高級なもの、売れるものは模倣をされるという中国の現状を鑑みて、トレーサビリティー可能なデータチップをこのケースの底面に埋め込み、一度開封するとデータが消滅するようにしました。

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これは非常に成功されたようで、非常に評価も高く、その後たくさんのオファーが来たようです。ここでやはり素晴らしいと思ったのは、オリジナルのラベルを変えること無く最大の効果を発揮させる方法論をとられたことです。簡単なようで中々出来ることではありませんよね。さらに言えばデザインだけでなく、ブランド力を環境に合わせてさらに高めた技術をも付加した点です。

一人っ子政策のことに関しては、とても長くなるので割愛しますが、どこでも同じ一人っ子と言うのは非常にわがままに育ってしまうので、すぐに来る高齢化社会と同様、中国でも色々な弊害があるようです。王さんたちは、企画された「おもちゃランド」などを通してモノの大切さや環境問題などを教育していこうとされています。

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http://www.kubeiland.com/


僕らグラフィックデザインをする人間にとって非常に興味深かったのは、中国のロゴマークには圧倒的に「赤」が多いと言うこと。彼らは「赤」が、とてもおめでたい色という意識があるようです。日本はすぐに共産主義に結びつけてしまいますが、以前聞いた話でロシア人もやはり赤が好きなんですが、その理由は「美しいから」なんだそうです。
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また、同じようにレインボーカラーも大変人気のあるカラーリングのようで、どうしてもターゲット戦略としては使用せざるおえない場合が多いようです。
武蔵美の大学院で学ばれ、ヨーロッパ各地で中国伝統工芸の個展もされている王さんとしては、やはりもっとデザイン的に優れている形や色も使いたいところ。そこは日々悩まれてるようですが、私たちの間でも良く言われる話、「デザインはアートではない」を念頭に、やはりプライオリティーを「企業の認知」や「売れる商品づくりのサポート」に置けば、現在の中国での効果を第1に考えざるおえないようです。
今後中国の人々の意識が変わってくれば、だんだん「クール」なデザインも認知されていくようになるでしょう。

最後に王さんは元々は中国伝統工芸である「切り絵」と「篆刻」の素晴らしいアーティストです。会場にはとてもはさみだけで作られたとは思えない素晴らしい切り絵も展示されました。
私は中国は、その政治的な問題などで日本人の感覚では相容れない部分がありますが、アートディレクターのアラン・チャンやこの王さんみたいに本当に素晴らしい才能を持った人たちがいることも間違い無い事実として認めて行かなくてはいけないなと思っています。

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Gothicゴシック [スタイル]

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フィレンツェ在住の友人が半年に一回、日本でのイベントに合わせて会いにきてくれます。
先日も他の友人一家と一緒に会える機会がありましたので何かお土産と思い、良く足を運ぶパルコの地下の洋書屋「ロゴス」で、「GOTHIC」と言う本がありました。彼女は彫金をやっていますので、パターン集として何か役に立てばいいのかなと思い、それにしましたが、良く考えてみればイタリアにはそれこそ「犬も歩けばゴシック」状態ですよね。本屋にはそんな本ばっかりあるのかなとも思いましたが、逆に言えば、イタリアだからこそそういう本を普通の人はあまり買わないかも・・・、日本で言えば小紋などの文様集でしょうか(最近は売れてるようですが)—と判断しました。
一応社交辞令でなければ、お土産成功でした。CDもついてて、お仕事の役にでも立てば良いな。

さて、「ゴシック」、最近(でもないか)ゴスロリなどでなじみもかなりありますが、元々は中世の教会建築などがその所以です。みんなの知ってるミラノの大聖堂とか、ロンドンのウエストミンスターなんかが代表でしょうか。

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2127373992274672901

非常に細かく繊細で、たくさん。装飾の上に装飾を重ねる感じです。繊細なのに、はかなく無いのはあまりにも過多な感じと、やはり教会ものですから「威厳」ということも重要なポイントだったでしょう。さらに当時は暗黒時代と言われていた時代性もあると思います。ゴシックと言えば「黒」のイメージがあるのはここいらへんが元なのかもしれせんね。タトゥーや、十字やスカルのちょっとハードなアクセサリーなどでもおなじみです。
基本のモチーフは、やはり植物から来てると思います。日本の古い文様やアルーヌーボーなど世界中のほとんどの古い文様は植物由来ですがそれぞれ雰囲気が違いますよね。ゴシックは古い建物に絡まるツタや暗い森の中の茨(いばら)を想像させます。
デザインをやっていると、日本、西洋に関わらずこういう細かいディテールの細工なんかがすごく気になりますよね。



以前にも書きましたが、書体のゴシック体はこれとはまったく逆の位置にあります。ベースに「ブラックレター」と言うものがあり、ここらあたりがローマン体に比較して「洗練されてない」「忌み嫌われた」と言う意味合いで(先ほどの暗黒時代やローマ帝国滅亡の一因となったゴート人に関連があるようです)、ゴシックとなったようです。

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※画像はオリジナルのゴシックの意味を反映する文字

ちなみに私の友人はフィレンツェでアクセサリーを作っています。伝統的で繊細なフィレンツェ彫りをベースにしており、現地にショップもあります。東京と大阪のデパートでは、イタリアフェアなどで大変人気のある作家として呼ばれていますので、日本で買うことも可能です。
興味のある方は下記サイトを参照ください。

uniks.jpg
http://www.unikus-fi.com/

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